ホワイトニングについて
ホワイトニングとは
ご自宅でのブラッシングや歯科医院でクリーニングを続けているのに、なかなか歯の黄ばみが落ちない……。そのようなお悩みをお持ちの方には、歯科ホワイトニングが適しています。
歯のエナメル質が何らかの原因で薄くなると、奥の象牙質が透けて黄色味がかって見えます。また、珈琲や紅茶、喫煙などの生活習慣によっても着色汚れは生じてしまうのです。ホワイトニングは薬剤を用いて、歯の内部から白く美しい歯を目指す施術です。歯を削るような処置も必要ないので、健康面にもメリットがあります。
ホワイトニングの効果
加齢や遺伝によって歯が変色した際、専用の薬剤を使って歯を白く美しくする審美治療。それがホワイトニングです。歯を削ることなく、蓄積した着色を漂白できるので、体に優しい治療です。当院では満遍なく薬剤が行き渡るように、事前にクリーニングを行ってからホワイトニングをします。また、お口の健康のために、むし歯や歯周病があれば、そちらの治療を優先することがあります。
ホワイトニングの種類
オフィスホワイトニング(オフィスブリーチ)
歯に薬剤を塗ってレーザーや光を当てることによって、歯を白くする方法です。短時間に白くすることができますが、その分後戻りも早いと言われています。使用する薬剤は比較的濃度の高い過酸化水素を含む薬剤を使用します。薬剤が高濃度のため粘膜や舌に接触させることもできません。このため、ホワイトニング出来る部位が限られてしまいます。
-
メリット
- 歯の清掃をきちんと行った状態で行うことができる
- 医師が施術を担当するので、白くする度合をコントロールできる
- 1回の施術でも、ホワイトニング効果を得やすい
-
デメリット
- 高濃度の過酸化水素を使用するため、誤って歯肉などにつくと、白くなったり痛みが出たりする。
- 1回の治療時間が40~60分と比較的長い時間を要する
- 高額のレーザーや光照射器を用いるので、費用も高額になりがち。
ホームホワイトニング(ホームブリーチ)
ホームホワイトニングとは、比較的低濃度で安全性の高い過酸化尿素(10~15%)をゲル状にした薬液を歯型(マウスガード、写真参照)に流し込んで、家庭で一定時間装着して行います。効果が現れるのに数週間から1ヶ月程度はかかります。しかし歯科医師ではなく患者さん自身が家で行うため安全性の面で不安はあります。使用する薬剤は、有効期限が短いので、ご希望をうかがってから取り寄せます。(詳細は、お気軽にご相談ください。インターネット等でご購入の際には、有効期限に充分ご注意ください。)
-
メリット
- ご自宅でできるのでライフスタイルに合わせやすい
- ホワイトニングの効果が持続しやすい
- オフィスホワイトニングに比べ治療費が安い
- 薬剤の刺激が少ない
-
デメリット
- 薬剤の濃度を抑えているため、効果が見られるまで時間がかかる
- 一回の使用時間が長い
- 白くする度合をコントロールできない
ウォーキングブリーチ
虫歯の治療において神経を取り除いた場合、徐々に歯が黒く変色していきます。そのようなケースは、通常のホワイトニングだと対応できません。そこで神経が入っていた管に薬剤を入れて、歯を白くする施術がウォーキングブリーチです。歯の裏に穴を開け、そこに過酸化水素・過ホウ酸ナトリウムを入れていけば、歯の内部から白くなります。
-
メリット
- 歯科医師が行うため治療の確実性が高い
-
デメリット
- 歯に穴をあけるため、治療中は歯がわれやすい
- 1週間に1回薬剤を詰め替える必要がある
- 治療に約1か月かかる
ガムブリーチ(歯肉ホワイトニング・歯肉ピーリング)とは
メラニン色素が沈着することで、黒ずんだり変色した歯茎の色を、綺麗なピンク色に改善する治療がガムブリーチです。歯茎の黒ずみにレーザーを使ってメラニン色素を除去するレーザー治療と、薬剤を塗布して表面をピーリングする治療法があります。個人差はありますが、どちらも痛みはほとんどありません。施術後に少しひりひりと感じることがあります。
ただ、金属の補綴物が原因で黒ずみが生じている場合、ガムピーリングでは色を改善することができません。
-
メリット
- 歯茎がピンク色になります
- 口元の清潔感があがり、健康的なイメージを与えます
-
デメリット
- 保険が適用できないため自費診療となります。
- 施術後、ピリピリと多少の痛みが出る事があります。
ホワイトニング料金
オフィスホワイトニング(前歯6本) | 12,000円 |
---|---|
ホームホワイトニング(マウスピース) | 11,000円 |
ホームホワイトニング(薬剤 4本) | 11,000円 |
ガムブリーチ | 11,000円 |